S8で毒統一で最高レート1870を達成したため、久しぶりの構築記事です。
今期はオオニューラとハリーマンの加入によって、毒統一がめちゃくちゃ強化されました!シーズン後半でクラクラさんが毒統一レート2000を達成したこともあり、毒統一界隈全体としてモチベーションが上がって盛り上がったシーズンだったなと感じます。
このパーティでメインロム最高レート1870、調整用のサブロムも最高1750超えているので、ひとまず1800までは狙える構築になっているかとは思います。
構築の変遷としては、ゲンガーモロバレルテツノドクガオオニューラはシーズン通して使用していましたが、残り2枠はドオー、ブロロローム、キラフロルなどを経由しつつ、最終的にハリーマンとタギングルに落ち着きました。
【主な対戦動画】
すべての対戦はyoutubeの配信でやっていますが、パーティが今の形になってから大幅にレートを上げた回のアーカイブが以下になります。
タギングルも活躍してるので見てみてください。
チャンネル登録までしてくれるとめちゃくちゃ喜びます!!
それでは以下各ポケモンの紹介です。
【ポケモン紹介】
1.ゲンガー
特性:のろわれボディ
性格:おくびょう
持ち物:きあいのタスキ
テラス:ノーマル
実数値:135-×-80-182(252)-96(4)-178(252+)
技:シャドーボール / きあいだま / こごえるかぜ / みちづれ
・毒統一の貴重な氷技アタッカー兼しんそくで縛られない枠。
・毒統一に対してランドロスカイリューはほぼ確実に出てくるためその処理が主な役割。
・気合玉は環境に多い悪タイプにも有効打が欲しかったので採用。ヒードランやヒスイヌメルゴンに引かれることが多く、打点とはなっていたが、倒しきれるほどの威力はなくあくまでも削り枠である(パオジアンにも打点となるが、パオジアンにゲンガーで気合玉を当てなければならない状況はよっぽど追い詰められてしまっている状況である)。もしかするとこの枠はアンコールでもいいのかもしれない。ガチグマが火傷を発症しなかったら防弾の可能性もあるので要注意。
・道連れは突破が難しい積みポケモンや天然勢を相手を強引に持っていけるため採用。道連れは読まれやすいからいかに隠すかがポイント。
・初手のランドロスを読んで選出して、こご風でランドを流して、後続をみちづれで持ってって場を荒らしたりと、刺さる相手にはとことん強い。カイリューの神速に縛られないことも、この毒統一だと重要だった。
・一方で運用に注意が必要な点としては、パオジアンテツノツツミハバタクカミに上から縛られやすいことと、ステロで襷を潰されると取られやすくなってしまうところが挙げられる。ステロを撒けるポケモン、特にディンルーがいると露骨に選出率が下がってしまっていたのが反省点だった。
2.モロバレル
特性:さいせいりょく
性格:のんき
持ち物:だっしゅつパック
テラス:みず
実数値:221(252)-108(20)-132(236+)-105-100-×
技:リーフストーム / ヘドロばくだん / じだんだ / キノコのほうし
・HB→補正ありA252ウーラオスのアイススピナー2耐え調整(パンチグローブ冷凍パンチも超高乱数2耐え)。
・A→じだんだでH252B4ヒードランを確2(そんなドランがいるのかは謎)。
・リフスト脱出することで有利対面を作ることができるモロバレル。
・受けとしては水ウーラオスの水流連打を受けながら後続に繋げるのが役割。胞子+リフスト脱出できれば、後ろで積みたいポケモンの起点づくりもできる。
・ランドロスの威嚇やハバタクカミのマジカルフレイムで脱出発動はご愛嬌。
・モロバレルがいるおかげでサーフゴーと草食ヒスイヌメルゴンはほぼ100%選出されるので、選出誘導としてとても優秀。
・逆にサーフゴーヒスイヌメルゴンコノヨザルがいなければ、胞子を撃ち放題なのでめちゃくちゃ刺さることが多い。
・いざという時にヒードランやパオジアンとも戦えるようにテラスタイプは水。
・先発で出して様子見をしやすいが、強い相手だとそれを読んだ先発(飛行テラバーストカイリュー、パオジアン、ヒードランなど)を構えてくるため、テラスタルを切って対処するかどうかまでを考えて選出する必要がある。
・ヒードランをはじめ、テラ草を切られやすいためヘドロ爆弾を採用しているが、ここはパーティによっては選択枠かと思われる。
・地団太は対ヒードランがメインだが、ヒスイヌメルゴンやサーフゴーの削りとして働くことも多々あった。接触技のためゴツメでダメージを受けることには注意が必要である。
・場に居座って戦うというよりはサイクルを回して味方のサポートする形で運用した。
3.テツノドクガ
特性:クォークチャージ
性格:おくびょう
持ち物:ブーストエナジー
テラス:みず
実数値:159(28)-×-92(92)-177(132)-131(4)-178(252+)
技:ほのおのまい / エナジーボール / テラバースト / みがわり
・C→クォークチャージがSにかかるように調整
・一般的なSブーストテツノドクガ。
・呼ぶヒードランに有効打がないため、水テラバーストを採用。
・テラスタイプはウーラオスに強く出るために水タイプを選択。
・みがわりはパオジアンのふいうちをすかせることや、電磁波回避、相手のテラス切り様子見として非常に優秀だった。テラスタルを切れば、みがわりがキョジオーンのしおづけを耐えるため、キョジオーンを起点にすることもできなくはない(回復ソースがないから安定するとは言いがたいが)。
・炎、草、水の3ウェポンだとドラゴン相手に有効打がないのが大きな欠点。エナジーボールをヘドロウェーブに変えてみたりもしたが、そうなると今度は役割対象となりうる水ウーラオスへの打点が下がるため、攻撃技をどうするかは環境に応じて見極める必要がありそう。
4.オオニューラ
特性:プレッシャー
性格:いじっぱり
持ち物:たつじんのおび
テラス:こおり
実数値:175(156)-177(84)-83(20)-×-102(12)-170(236)
技:インファイト / フェイタルクロー / シャドークロー / テラバースト
・HD→補正無しハバタクカミの眼鏡ムーンフォース耐え
・S→最速ガブリアス抜き
・ランドロスカイリュー対策に氷技も欲しいしサーフゴーで止まりたくないしで生み出された欲張りフルアタ耐久調整オオニューラ。
・ディンルー、ガチグマ、ヒードランなどインファイトを打ちたい相手は多いが、サーフゴーやハバタクカミなど格闘無効枠に引かれることが多いため、シャドークローで削りながらサイクルを回していく。
・フェイタルクローで絶望的状況をひっくり返して勝った試合が多々ある。最後まで可能性を残してくれる素晴らしい技。基本的には削り技として使用。
・サーフゴーはじめゴーストタイプを後投げされることが多いので、シャドークローが欲しくなる場面は多いという印象。
・氷テラバーストで威嚇込みH252霊獣ランドロスは確定1発、H4マルスケカイリューはマルスケ貫通して1発で倒せる。インファイトはH252ガチグマを87.5%の高乱数で倒せるので、可能であればやけどで削れた後から確実に倒したいところではある。
・特性のプレッシャーは今シーズン毒統一レート2000を達成したクラクラさんの型を参考にして、ランドロスのスカーフ持ち判定用に採用。ただこのパーティで先発でオオニューラを出すことはほぼほぼなかったため、あまり活かせてはいない。
・環境の変化に合わせて、猫騙し軽技型→剣舞オボン軽技型→たつおび型と型を変えながら戦ってきた。
5.ハリーマン
特性:いかく
性格:ようき
持ち物:たべのこし
テラス:ひこう
実数値:189(228)-135-119(28)-×-85-150(252+)
技:かみくだく / どくどく / みがわり / ちいさくなる
・悪統一使いのリゲルさんが使っていたハリーマンを毒統一用にアレンジして採用した型。先述のクラクラさんが毒統一レート2000達成時に採用していたこともあり、レート1700台からパーティに加入し、1870到達に大きく貢献してくれた。
・サーフゴーまで抜けるように最速にし、TODの際に少しでも有利になるためにHにできるだけ振った調整である。
・ランドロスやガチグマの地面技を透かして起点のターンをもらうためにテラスタイプは飛行。地震と毒毒しかないドオー相手にテラス切って身代わりを出せば、相手は何もできなくなる(ただし隠密マントを着られていたりのろいとか積まれたりすると泥沼TODコースとなる)。
・威嚇を活かしてパオジアンを起点にすることも可能だが、小さくなるを無視できるせいぎのつるぎには注意が必要である。テラ飛行を切ればせいなるつるぎで身代わりが壊れなくなるので、つらら落としのリスクを高めても切る価値がある場面はある。
・同じく小さくなるを無視してくる技としてはヒスイヌメルゴンのヘビーボンバーが挙げられる。毒毒も効かないためとても不利な相手となる。基本的には避けたい相手。
・挑発やアンコールはみがわりを貫通してくるから注意(回避率が上がっていればよけられる可能性はある)。何よりディンルーのふきとばしが最も警戒が必要。
・運任せの強引なポケモンに思われがちだが、安易に積むだけでは上のような対策で簡単につぶされてしまうことも少なくないため、選出や立ち回りにはなかなかの慎重さを求められるポケモンである。どくどくを打つべきか、身代わりをはるべきか、小さくなるべきか、無限にプレミの可能性をはらんでいる。
・加入当初こそサーフゴーを起点にできていたが、環境の変化によってHB振り自己再生持ちサーフゴーが増えてきたため、テラスタルまで切られてしまうとTODコースに入ってしまうことが多くなった。そういう意味では、おうごんのからだ対策も兼ねてどくどくではなくどくばりせんぼんに変えていい説はある。
6.タギングル
特性:かるわざ
性格:ようき
持ち物:ふうせん
テラス:ゴースト
実数値:159(164)-132(132)-86(4)-×-94(12)-170(196+)
技:はたきおとす / けたぐり / つるぎのまい / アンコール
・ディンルーサーフゴーの並びに明確な答えが出せていなかったので採用となった環境メタピンポイントタギングル。レート1800あたりから加入して1870まで引き上げた立役者となった。
・風船のおかげで地面技とゴースト技両方無効にできるため、アンコールがよく刺さる。
・ただし、サーフゴーにはアンコールが効かない。黄金の体にはアンコールは効かないのである。今期最大の学び。マジで悔しい。
・初手ディンルーに出してステロやカタストロフィをアンコールしながら剣舞を積み、後ろから出てくるサーフゴーにはたきを入れていく動きが理想となる。実際は後ろからヒスイヌメルゴンを出されることが多く、けたぐりで突破する動きがとても多かった。
・カイリューの神速回避のためにテラスタイプはゴースト。ただしカイリューに対して強い動きがあるわけではないため、アンコールで流すことが主な目的となる。
・アンコールは読まれやすいため、相手の読みを考慮しなければいけないのが難しいところ。
・逆に特性かるわざは知られていないことが多かったのか、パオジアンに先制技を打たれることなく上から制圧することも少なくなかった。
【パーティ運用について】
特段基本選出を用意しているわけではなく、基本的に対面に合わせた選出をすることが多いです。ディンルーが初手で投げられそうならタギングル、それ以外であればゲンガーかモロバレルを初手投げする動きが多かったです。
ウーラオスと戦うにはモロバレルが必要だったり、カイリューランドロスがいるとゲンガーが過労状態になってしまったりしており、そういった無理のしわ寄せを、ハリーマンの小さくなるやオオニューラのフェイタルクロ―で強引に何とかしていた場面もあったので、1800台後半に入ってくると通用しなくなって失速してしまった印象もあります。
構築全体で勝てるように、それぞれのポケモンのかみ合わせを調整しながら次のシーズンに向かっていきたいですね。
というわけで、ここまでお読みいただきありがとうございました!
今の環境、毒統一はかなりポテンシャルが高いと思っていますので、次のシーズンも楽しんでやっていきたいと思います。ひとまずはドクロッグあたりから育成しようかな~
ランクマッチは毎回配信しているので、ぜひ遊びに来てください〜!