ぎんざるの毒統一戦記

ぎんざる @_doku_doku_ の毒統一構築ブログ

【S1最終レート2013】パルデア式ホコ×タテ毒統一【SVシングル】

 

 

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①構築の経緯

12月序盤に新規毒ポケモン全員参入でマスボ到達を達成。なんやかんやで12月中盤に6桁まで下がった順位を12/30に4桁まで上げ、1/4の配信で2000位台到達。3桁まではいけなかったものの、毒統一としては上位の成績を残せたと思われる。

マスボへの道中新規毒ポケモンを使う中で、最強の矛であるの突破性能と最強の盾であるの耐久性能が気に入ったため、その2匹を中心にすえた。取り巻きとしてまずは対面性能の高いを加えて回していた。

カバルドンや天然組を重く見て、火力の高いを入れながら戦っていたが、サザンドラなどに上から高火力で押し倒されることが多くなったため、毒統一で3桁達成した人を参考に@チョッキを採用し、4桁へ。

最終日により対面操作を求めて@脱出パックを加えて、2000位台前半達成に至った。

 

※1/4に7000位台→2000位台に上げた配信を以下に置いておきます。グダグダなバトルもありますが、参考になれば。

youtu.be

 

 

②コンセプト

「ブロロロームで押し切る」か「ドオーで詰ませる」ことをメインの勝ち筋として、有利対面を引き出すポケモンで周りを固めた。

 

 

③個体紹介

自分の配信見てたらやたらと一句読みがちだったので、それぞれのポケモンに一句付けることで記事のオシャレポイントを稼ぐこととする。

 

1.キラフロル

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テラスタイプ:フェアリー

特性:どくげしょう

性格:臆病

持ち物:こだわりスカーフ

実数値:159(4)-×-110(0)-182(252)-101(0)-151(252)

技構成:パワージェム エナジーボール マジカルシャイン 大地の力

<調整>

・CSぶっぱ、残りH4でちょうど16n-1になるのが神

 

ゲンガーと同じC130の高火力に、殴られるだけで毒菱を撒ける固有特性、補助もアタッカーもできる優秀な技範囲を備えた毒の優等生。そりゃオモダカさんも切り札にして髪型を合わせたくなるのも納得いくスペックの持ち主。

先頭に置いているのは相手に少しでも先発ステロ撒きを警戒してもらいたいから。もちろんガン無視されることもある。現実は非情である。

最初は草テラスタル@帯で使用していたが、テラ草エナジーボールで倒しきれないHDカバが増えたことと、テラ竜ドラパルトが増えてきたことからテラ妖に変更。

サザンドラ、ドラパルト、ガブリアスの火力アイテム持ちが増えたので、上から縛れるスカーフを持たせて奇襲性能を高めた。ただ火力が絶妙に足りない場面が少なくないため、慎重に扱う必要がある。

後述のモロバレルと合わせてサイクルを回すことで相手のプランを崩せるのが優秀。個人的にテラスタルはギリギリまで取っておきたい派なので、先発でテラスタルを切って荒らすよりも最後に残った削れたドラゴンをを処理する動きが強かった。やっぱ美味しいものは最後に取っておくよな?

セグレイブとイダイナキバにS1だけ抜かれてるの本当に許してない、マジで。

 

閑かさや 竜にしみいる 華の毒

 

 

2.ゲンガー

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テラスタイプ:ノーマル

特性:のろわれボディ

性格:臆病

持ち物:きあいのタスキ

実数値:135(0)-×-80(0)-182(252)-96(4)-178(252)

技構成:シャドーボール こごえる風 気合玉 道連れ

<調整>

・CSぶっぱ

 

環境に刺さっていてめちゃくちゃ強いと感じたゲンガー。S110というガブをはじめ多くの相手を上から抜ける素早さに、C130から繰り出される火力、ゴーストタイプならではの絡め手の多さと、世代が変わっても変わらぬ強さで毒統一を支えてくれる立役者。老舗のラーメン屋並の安心感。俺がおじいちゃんになるまで変わらぬ味で営業しててほしい。

持ち物として、襷との相性の良さは折紙付き。梅に鶯、柳に燕、ゲンガーに襷とはよく言ったもの。早いポケモンに襷を持たせれば強いのは当然のことながら、何より呪われボディとの相性が抜群だった。通常技なら2回も発動チャンスができるため、後続の負担軽減に一役買ってくれる場面も多々あった。一方で、つららばりダブルウィングなどの連続技には当然注意が必要。

テラノーマルは、コノヨザル、ミミッキュ、サーフゴー、ソウブレイズ相手に切るだけで1ターンもらえるのがめちゃくちゃ大きかった(安易に切りすぎると後続で倒せない相手が出てくるため、目先のアドだけでテラスタルを切ってはいけないのが難しいところ)。かげうちを無効化できるのがとてもえらい。何よりゲンガーに対してテラスタルを切ってくれるサーフゴーが多かったので、相手の動きを見てから後出しテラスタルで勝てる試合が多かった。

得手不得手がわかりやすいポケモンなので、ゲンガーに対して死に出しする相手の選出で後ろを予想しやすいのも、大きな情報アドバンテージをもたらしてくれた。ゲンガーを入れることでセグレイブを呼びやすいので、ブロロロームを通しやすくなるのも大きなポイントである。余談ではあるが、キラフロルとCの実数値が同じなので、与ダメージのイメージをつかみやすいところもよかった。

ここまで書いて改めて、ゲンガーはスペックが高いだけでなく相手の情報を引き出す圧力のあるポケモンだなと痛感した。

催眠祟り目型や道連れ切ってアンコールに変えた型も多いが、個人的には対面性能が高いこの型が一番使いやすいと感じた。むしろ型が多いおかげで動きやすくなった印象まである。どうあれ道連れは本当に警戒されるので、相手の道連れ警戒読みの動きをするだけででこちらが1ターンもらえるのも大きかった。道連れは隠し得

 

ゲンガーに 深読み取られて もらいアド

 

 

3.ブロロローム

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テラスタイプ:炎

特性:ぼうじん

性格:いじっぱり

持ち物:ふうせん

実数値:163(60)-185(236)-111(4)-×-88(4)-136(204)

技構成:アイアンヘッド ダストシュート テラバースト ギアチェンジ

<調整>

・S→最速70族抜き抜き、

・HD→臆病サザンドラの眼鏡悪の波動耐え

 

パーティのエース枠、最強の矛。一度積んだ後の爆発力がすさまじく、テラ炎の読みづらさも相まって、多くの相手を轢き倒してくれた。毒タイプ初の鋼複合なのでウッキウキで採用したが、ドラゴンも氷も止められる鋼というタイプの強さにめちゃくちゃ感動した。ブ品ームって表記考えた人天才だと思う。

序盤は火力アップのために弱点保険を採用していたが、セグレイブが竜舞した後に止められるポケモンがいなかったため風船を採用。舞ったセグレイブに死に出ししたり、こだわったガブに後出ししたりと、積む隙をつくれる最強アイテムだった。特に今作ではアイテム無しで地面を空かせる毒ポケモンがまだゴースくんとゴーストくんしかいないため、相手の無警戒な地面技によく刺さってくれた。風船は毒統一の救世主だよマジで。

持ち物を弱点保険から風船に変えたことで、フィルターであることよりも胞子を止められるぼうじんの方が有用性が上がったため、ぼうじんを採用。実際ビビヨンの眠り粉無双を止めてくれたりと活躍の場面はあった。

テラ炎は弱点の炎を半減にできる上に鬼火を無効にでき、止めに来るアーマーガア、ドドゲザンはじめとした鋼タイプに抜群を取れるのがとても強い(ただし、A特化ドドゲザンのドゲザン+不意打ちで落ちるので、対面では不利)。通せば勝てる試合が多かったので、一番テラスタルを切ったポケモンでもある。

ダストシュートは命中不安こそあるものの、1積みすればB4サザンドラを突破可能な火力(H252水ロトムも8割の高乱数 1発)となり、3割で毒状態にできる追加効果も相まって、ブロロロームの対応範囲を広げてくれる技となっている。初手オーロンゲに投げて挑発を打ってもらえれば、ダストシュートで壁を張られずに一撃突破できてめちゃくちゃ気持ちいい。

何よりアイアンヘッドの3割怯みがとても強かった。微不利な相手であれば強引にもっていける可能性があるというだけで抜きエースとしての才能がある。上位を目指して連戦する中で、試行回数に対して「上ブレしてイージーウィンできる可能性がある」ことが重要だと、ブロロロームが教えてくれました。

当然ながらラウドボーン、ヘイラッシャ、ドオーの天然三銃士、毒鋼炎の通らないソウブレイズやドヒドイデには止まるので、ブロロで削る+後続で落とすという動きもよくやっていた。

 

セグレイブ そこのけそこのけ ブ品が通る

 

 

4.ドオー

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テラスタイプ:

特性:てんねん

性格:わんぱく

持ち物:たべのこし

実数値:237(252)-95(0)-123(252)-×-121(4)-40(0)

技構成:アクアブレイク のろい ド忘れ 自己再生

<調整>

・HBぶっぱ

 

天然要塞ドオーちゃん、最強の盾。最初はカウンター型で採用していたが、両積みの要塞型に変更してみたらめちゃくちゃ手に馴染んだのでそのまま採用した。昔からZ蓄えるドヒドイデとか大好きだったから、俺はこういう詰ませるポケモンがめちゃくちゃ好きな可能性がある。

ド忘れ採用によって、サザンドラウルガモス、アタッカーサーフゴーなど詰ませられる範囲を大きく広げている。特殊に強い技構成のため隠密マントではなく、自己再生のPP温存を目的として食べ残しを採用している。

一方で毒毒がないことでラウドボーンなど天然耐久ポケモンは苦手となっている。貯水ドオーやヘイラッシャにも不利となるため、周りでの対策が必要。こだわりトリックへの警戒も必要なため、ただつよポケモンではないところに注意。

環境終盤では貯水がメジャーになったこともあり、相対的に天然が警戒されづらく、より通りがよくなった印象がある。

ラスタルで弱点をずらしながら積んでいけるのがとてもよく、環境に合わせてテラスタイプを変更していたが、最終日前日にクエスパトラとやたらと当たりまくったため急遽悪テラスに変更した。オーロンゲの挑発も受けなくなるためめちゃくちゃ強いと思われたが、当然ながら悪に変えてから一度もクエスパトラに当たらなかった。対策をした途端に当たらなくなる。ポケモンとはそういうものである。

 

毒の王 受けるな急所 これにあり

 

 

5.モロバレル

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テラスタイプ:炎

特性:再生力

性格:れいせい

持ち物:だっしゅつパック

実数値:201(92)-×-122(252)-138(164)-0(100)-35(0)

技構成:リーフストーム イカサマ テラバースト キノコの胞子

<調整>

・HB→A252補正無しガブリアス地震2耐え

・HD→C252補正無しサーフゴーのシャドボ2耐え

・C→H252サーフゴーのみがわりを81.2%で破壊

・Sは個体値が31でも冷静にすることで実数値45となり、最遅カバ抜かれとなる。最遅ヘイラッシャ抜かれまで意識すると実数値35を狙いたい。

 

環境終盤で相手に使われた脱出パックモロバレルを自分なりにアレンジして採用した型。モロバレルを採用してから順位が7000位台→2000位台まで上がったが、選出率がそこまで高くなかったのでそれほど影響したかといわれると少し疑問は残る。

それでも相手のタスキや頑丈をつぶしたり、あくびを解除したりしながら有利対面を作れるため、後続の負担を減らしつつ相手に負担をかけられるのはめちゃくちゃ大きかった。特に初手でモロバレルを投げると、相手が胞子読みでサーフゴーに引いてくれて、サーフゴーをリフストで削りながらこちらのゲンガーにつなげるという動きをすることが多くできた。統一パは初手の読み外しが即敗北につながりうるので、初手の読み外しリスクをリセットしてくれるのはあまりにもクソデカ恩恵だと感じた。

リフストのおかげでゲンガーやキラフロルの足りない火力を補える点も大きく、まさにサイクル戦におけるアドの稼ぎ頭だったと思われる。

テラ炎は呼ぶアーマーガアやドドゲザン意識だったが、ブロロロームやドオーに切りたいことが多かったため、ほとんど切ることはなかった。モロバレル自身がとても対策されていたポケモンだったので、これくらいの奇襲性能があった方が動かしやすそうであるとは感じた。

 

身代わりを 壊して戻れ 毒キノコ

 

 

6.スカタンク

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テラスタイプ:悪

特性:誘爆

性格:いじっぱり

持ち物:とつげきチョッキ

実数値:187(68)-145(148)-100(100)-×-102(164)-108(28)

技構成:かみくだく ふいうち イカサマ じゃれつく

<調整>

・HB→A252補正ありセグレイブのつららばり耐え

・HD→C252補正なしサザンドラ@眼鏡のテラ鋼ラスターカノン耐え

・S→4振りロトム抜き

 

環境中期で毒統一3桁を達成したブロッコさんがチョッキスカタンクを入れていたという情報から、自分で調整して入れたスカタンク

チョッキによる耐久と不意打ちによる奇襲性能で、後続のために多くの削りを入れてくれた。環境にゴーストタイプが多いため選出しやすいだけでなく、環境に多くはないもののエルレイド、グレンアルマ、エーフィといったエスパータイプを止めたりといった活躍も見せてくれた。何より悪タイプ複合が入ってた方がやっぱりなんというか毒統一としてのおさまりが良い。みんなもエスパー災害保険に入ろう。

一方で耐久型にはかみ砕くのBダウンを狙っていくくらいしかできないので、役割対象を意識して回さないと、消耗しすぎて戦えないことにもなってしまう。練度が必要なポケモンであると感じた。

かみくだくイカサマ両採用は一見贅沢だが、相手に合わせて打ち分けできるのがとても使い勝手が良かった。サーフゴーなどの特殊型には噛み砕く、それを見て油断して舞ってくれるドラゴンたちにイカサマがよく刺さった。悪テラスを切ればイカサマ+不意打ちでガブリアスとの殴り合いも可能になるが、他に切った方が強い動きができるため、ほとんど切ることはなかった。ドドゲザンをよく呼ぶため、格闘や炎テラスにしてテラバーストしたい欲にも駆られるが、さすがにパーティに3体テラバーストは欲張りがすぎるのではないか。どうなんやろ。詳しい人教えてください。

調整が実際のバトルにほとんど関係していなかったことと、もしかするとラムを持たせて挑発持ちにした方が強みをより出せるかもと思うので、シーズン2では新しい型を考察していきたい。

 

イカサマを 打ってくれろと 舞う竜かな

 

 

④選出

相手に応じて変えることが多いため、基本となる選出が固定されているわけではないが、

初手枠ororから1匹

+詰め枠or

といった選出が安定しているように感じた。

ただ、が初手で投げられそうであればを出したいし、が後ろに見えればを取っておきたい、がいればを出したいなどなど、相手のパーティに合わせた選出を取る必要がある。

 

⑤所感

第9世代初の毒統一ランクマッチで、4桁前半順位が取れたことはひとまず安心した。新規毒ポケモンの追加とテラスタルという新ギミックによって、毒統一は周りの環境に対応しやすくなったなあという印象を得た。レートを早く見たい気持ちでいっぱいなのだが、ひとまず1800台後半あたりにいるんじゃあないかと予想だけしておく。レート早く見せてくれ頼む。

パーティの穴としては、終盤に一時期減った天然対策を切って構成してあるため、どうしてもラウドボーンやヘイラッシャが重くなっている。ドラミドロやストリンダ―などの高火力アタッカーを入れたりといった調整の必要がありそうではある。あとは上位帯で流行り始めているアンコール持ちカイリューも非常に重たいため、パーティの動かし方を意識して変えていく必要がある。カイリューにアンコール渡した人とサザンドラにステロを渡した人はマジで許さん。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!

YouTubeで毒統一ランクマッチ配信をよくやっているので、ぜひ遊びに来てください!

じゃあの!!!👋